先日、岡山で行われたピアノ技術者の研修に参加してきました。
ピアノの調律や修理に携わっていると、日々の仕事そのものが勉強ではありますが、時々こうして研修に参加し、技術をあらためて確認したり、他の技術者の作業を見ることも大切だと感じています。
今回は、古いグランドピアノのハンマー交換を中心としたアクション整備について学んできました。

ピアノの「ハンマー」とは?
ピアノの鍵盤を押すと、内部ではいくつもの部品が連動して動き、最終的にフェルトでできた「ハンマー」が弦を打つことで音が出ます。
つまりハンマーは、ピアノの音を作るうえで非常に重要な部分です。
長年演奏していると、弦を打ち続けたハンマーには少しずつ溝ができ、形や硬さも変化していきます。
状態によってはハンマーを整形したり調整したりすることで改善できますが、摩耗や経年変化が進んでいる場合には、ハンマーそのものを交換することもあります。

ハンマーは、ただ交換すればよいわけではありません
今回あらためて感じたのは、ハンマー交換という作業の細かさです。
古い部品を取り外して新しいものを取り付ければ終わり、というわけではありません。
ハンマーの位置や角度、弦との関係などを一つひとつ確認しながら作業を進め、その後もアクション全体の動きを見ながら調整していきます。
ピアノはたくさんの部品が互いに関係しながら動いている楽器ですので、一部分だけを見るのではなく、全体のバランスを考えることが大切です。


古いピアノも、状態を見ながら手を入れていく
仕事でお伺いしていると、何十年も大切に使われているピアノに出会うことがよくあります。
「古いピアノだから、もうダメでしょうか?」
と聞かれることもありますが、年数だけで一概に判断することはできません。
調律はもちろん、内部の清掃や調整、消耗した部品の修理・交換など、そのピアノの状態に合わせて手を入れることで、まだまだ気持ちよく弾いていただける場合があります。
もちろん、すべての古いピアノに大がかりな修理が必要ということでもありません。
まずは現在の状態をきちんと確認して、そのピアノにとって何が必要なのかを見極めることが大切だと思っています。

技術者の仕事も、ずっと勉強です

長くこの仕事をしていても、研修に参加すると新しい発見があります。
普段行っている作業をもう一度確認できたり、他の技術者の考え方や作業方法を見ることで、「なるほど」と思うことも。
今回学んだことも、これからお客様のピアノを調律・修理する際に活かしていきたいと思います。
そして研修のもう一つのお楽しみが……
岡山に行くと食べたくなる、キムラヤのパン
岡山へ行くと、なぜか食べたくなるのがキムラヤのパンです😊

今回も買って帰りました。

高菜サラダロール、たくあんサラダロール、ザーサイサラダロール。
この「サラダロール」シリーズ、ついつい手が伸びます。
研修でしっかり勉強して、最後は岡山らしいお楽しみも。
充実した一日になりました。
ニシムラピアノサービスでは、通常のピアノ調律のほか、鍵盤やアクションの不具合、長期間調律していないピアノ、古いピアノの修理・メンテナンスについてもご相談を承っています。
「何年も弾いていないけれど、また使えるだろうか」
「子どもの頃に弾いていたピアノを、今度は子どもや孫に弾かせたい」
といった場合も、まずはピアノの状態を確認したうえで、必要な作業をご案内いたします。
高知県内でピアノの調律・修理について気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
