ピアノがある場所に調律師あり?!
と言っても過言ではないくらい、いろんな場所に出向きます。
特に最近はストリートピアノという文化?の流行によってか、様々なシチュエーションに登場するようになりましたね。
駅ピアノ、空港ピアノ、街角ピアノ・・・etc
先日、『森のピアノ』と題した、公園の野外舞台に春と秋の週末に設置される、いわゆるストリートピアノの調律に行ってきました。
実はそのピアノで、夜に行われるコンサートのピアノ演奏を依頼されたのが最初で、私ニシムラが調律師だということをご存知の主催者さんからの、宜しければ調律もと言う提案を両方ありがたくお受けして、昼間調律、夜演奏、という形の長い1日でしたが、おかげで、
「10月の四万十町で夜間に行われる野外コンサートまでの一連の流れとピアノの状態と影響」
と題してレポートが書けそうなくらい(書かないけど)笑
楽しく面白く勉強になリました。
https://twitter.com/40010_kaikan/status/1437607787052158977?s=20←高知県四万十町「森のピアノ」についてはこちら
普段は公園内の倉庫できちんと管理されています。とはいえ限りなく野外に近いコンクリート敷きの場所。
温度差、湿度差を考慮して、ちゃんと除湿機が設置してありました。
お天気によっては1日2回は満水になるそうです。
こちらのピアノは期間中にかかわらずまめに調律、調整が施されています。素晴らしい!
いわゆる「ストリートピアノ」は、控えめに言ってもピアノにとって過酷な状況下に置かれているものも少なくないように思います。それは音を聴けばわかる・・・どう聴いてもこれ置きっぱじゃないの?というような。
設置場所によって、調律に時間がとれないとか、そもそも予算に調律費用が無かったりとかもあるのかないのか・・・
そこで世の調律師さんにとって今のこの流行はどのように捉えているのかも気になります。
余談で、後で分かったのですが、普段の調律担当者さんは、私ニシムラと同じ調律技術学校出身で、そして女性。
奇遇かつ嬉しい出会いがありました。
ピアノを通じていろんな出会いがある。そう言う場を企画して提供して喜んでもらう。そのために影でしっかり管理運営しておられるプロの方々が沢山いる・・・
改めてニシムラも
身が引き締まる1日でした。
演奏もね
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